ニューヨーク・カウントダウン(New York Countdown)までの道のり9
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そして長い戦いが始まる。
さぁ、NYPDのセキュリティーも通過し、長期戦が始まりました。カウントダウンまで、まだまだ12時間くらいあります。
疲れた人は座って行きます。しかし、タフな人は座りません。座らない割合の方が多かったです。日本人なら多くの人がこういう時は座ると思いますが、やはり世界の人の考えは、人それぞれですね。
ピザという名の救世主。そして尿意。
面白かったのが、これ。みんな寒さに耐えているので、ベストなタイミングでピザのデリバリーがやってきます。だからみんな、ピザ!ピザ!!の大合唱(笑)。私はその光景を見て、「こんな時ならカップラーメンが、間違いなく売れる」と思いました。そんなはしゃぐ皆さんですが、尿意は突然やってきます。
開始から数時間経過し、何やら苦しそうな人がちらほら。しきりに周りの様子を伺っています。そしてトイレが無いことを知り、NYPDに出てもいいかを聞き始めます。 ここぞとばかりにNYPDは、「えぇ〜、どうして出るの?勿体ない、出たらもう戻れないよぉ?」と、意地悪そうなニヤけた顔で喋ります。
生理的現象に耐えられず去っていく敗者たち。
しかし苦しい彼らは、遂に我慢できず、一人二人と脱落していきます。なかには寒さに耐えられずに出て行く人もいます。さらには何を血迷ったのか、寒さ対策で新聞紙をシューズの中に詰め込む人まで出てきます。そう、まさにニューヨーク・カウントダウン(New York Countdown)の待機は極寒の中で戦う戦場なのです。真冬のニューヨーク(New York)は、全身をキンキンに冷やしますので、万全の対策をしていない人は脱落していきます。
待機スペースに入ったら、本当に待機するしかありません。ゲートの外に出たら最後、二度と戻れることはありません。NYPDも万全の人数態勢で、監視の目を光らせております。苦しさや寒さで頭に来た人は、影で「ポリ公めぇ〜」とぼやいていました(笑)。
そんな過酷な状況の中、ミラクルな出来事が起こったのです。
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